ホピの聖地・再考

「ホピの聖地・再考」という文章をまとめるために、あちこちから地図を引っ張り出し、フォーコーナーズエリアの地図に重ねて合わせている。

ホピがわれわれの大地、という時、アメリカ合衆国が1882年に定めたホピ居留地の枠内のみを指していると考えては、決してならない。

「偉大なる精霊は、ホピの祖先にこの地域(フォーコーナーズエリア)を指し示され、彼らはこの土地を世話することとなった。
なぜなら、偉大なる精霊が、ここはこの大陸の背骨にあたり、それは、ここにより多くの地下鉱物があることを意味している。そして、色々な物を発明する人間が、正しく使うようになるまでは、精神的指導者が守らねければならないと教えられたからだ。
祖先たちは、ここの4つの方角にある山々の頂に聖なる社を作った。そして、霊的中心から自然の平衡を保つためと、この世界の全てのもののために、祈りと儀式と祈りの羽根を捧げている。ここから世界の隅々にまで、その祈りが届くよう行われる。
この土地は偉大なる精霊が定めた、あるパターンを操作し続けるのであり、われわれはそれを乱してはならない。その管理をするために、この土地を選んだのだ。
現在、そこをフォーコーナーズ地域と呼んでいるが、それは合衆国が卍のシンボルが表すのと同様のやり方で、4つの州に分けたからだ。
そういうわけで、われわれはここを非常に聖なる地域とみなしている」

トーマス・バニヤッカ(1900〜1990)

そして、フォーコーナーズエリアの石炭採掘、ウラン採掘の場所を示す地図も用意しなくては。ホピ居留地のすぐそばには、800か所といわれるウラン採掘鉱が放置されている。
また4つの聖山のひとつ、テーラー山の周辺はウラニウムキャピタルと呼ばれ、ウラン鉱、精錬所が集まっている。
現在、グランドキャニオンのサウスリム、ノースリムからウラン採掘が再開され、新規採掘もはじまっている。ホピの先祖は、このグランドキャニオンの底の川岸で、地下の世界から上ってきたとされており、まさにホピにとっても聖地なのだ。

地図はフォーコーナーズ地域を示す。
アナサジはホピの先祖と言われ、この地域を移住した後に、今の場所に定住する。12世紀初頭のことだ。
4つの聖山、サンフランシスコピークス、マウントテイラー、ブランカピークス、マウント・ヘスペラス。