宮田雪の命日

連れ合いの宮田雪の命日が、明後日に近づいてきました。2011年2月14日大雪のバレンタインデーでした。
2014年亡くなられた経済学者宇沢弘文さんの「社会的共通資本」というメッセージが、あちこちから入ってくるので、久しぶりに宮田さんのポスターコレクションから一枚を取り出しました。
映画やインディアン関係のポスターがほとんどの中、これはちょっと異色。「市場原理主義」「新自由主義」にも、宮田さんはしっかり着目してたのですね。
私は遅まきながら、勉強を始めてます。

薪割りと水爆実験模様のポスター

薪割りも久しぶり。お隣のお家が解体された時に、もらっておいた梁の古材です。昨日、一昨日は客人が続いたので、ストーブに火を入れました。娘も喜んで薪をくべてました。
ポスターのバックは水爆実験の模様でしょうか。
薪の火となんとかけ離れた火と熱でしょう。

人間の経済(宇沢弘文)

市場で利益を追求するなら、法も制度もへっちゃらに変えられ、それを阻むものは戦争でも核兵器でも落としてもいい、という市場原理主義、新自由主義。
それらの発動と世界の変わりようを間近に経験してこられた経済学者宇沢弘文さんが語り、紡ぎ出した「社会的共通資本」は未来への遺言とも評されている。

ポスター:風と共に去りぬ

ペンタゴンプロダクション協力、ミルトン・フリードマン提供、『風と共に去りぬ』
1964年宇沢さんがシカゴ大学に就任した時、大統領選の真っ最中で、ゴールドウォーター候補が、ベトナム戦争終結のために水爆投下を推奨、シカゴ大学同僚だったミルトン・フリードマン教授もその意見を擁護。彼は市場原理主義を狂信的に普及し、宇沢さんと袂を分かった。
第40代アメリカ大統領ロナルド・レーガンは元俳優で、『風と共に去りぬ』のオーディションにも参加したらしい。

ポスター:風と共に去りぬ

「彼女(サッチャー元英国首相)は、地球の終わりまであなた(レーガン元大統領)に付いていくわ、と約束した。彼もまた、俺に任せておきな、と彼女に約束したのだった」
AN IMF PICTURE 世界金融機構作品 だって。