Sacred Run in Europe 1990と虹の輪

フランスからの風が吹き込む前に、吹き込んできたのがポーランドからの風だった。

今回、『ホピの予言』ポーランド語版製作し、ポーランド国内の旅のオーガナイズをしてくれたのが、Magdalena Krysinska!
彼女は、デニス・バンクスによるヨーロッパでのSacred Runに24歳で参加。ポーランド国内のオーガナイザーの一人だった。その時、強脚ランナーとして伝説を創ったセイクレッドラン・ランナーの太一さんや、他のランナーたちとの結びつきは、時と国を超えても切れることがなかった。
それが、昨秋、早稲田大学に交換留学生で東京に住んでいるMagdaの娘さんが、太一さんをお見舞いしたいと連絡があったのだ。何やらポーランドからの風が吹き込んだと直観した。
年が明けて桜の咲く頃、来日したMagdaと初めて出会い、山の家でヨーロッパでの『ホピの予言』上映の思いを伝えた。毎年7月末からポーランドで開催されてきた「アメリカインディアン・フェスティバル」での上映の可能性が、ポーランドでの上映の起点となった。
そこには、昨年10月スピリットワールドに還ったデニス・バンクス氏、太一さん、そして、日本山妙法寺とのご縁で繋がった、大きな虹の輪を感じた。
Magdaはワルシャワ大学で教授として文化人類学の教鞭をとりながら、学会での論文発表や調査研究という多忙な毎日を過ごしている。その合間を縫うようにして、その後、クラウドファンディングを立ち上げて、ポーランド語版『ホピの予言』を製作してくれたのだ!!
ワルシャワ空港で再会したMagdaから、「レイコ、いい知らせがあるよ。ポーランド語のクレジット付き映像ができたからね」という言葉を聞いて、まさかそこまで、と信じられない思いだった。約束したら、誠実に貫徹してくださるMagda、そして、彼女の古い友人家族たちの、分け隔てのない暖かいおもてなしの心に、どれほど感動したでしょう。
その日、7月27日から、Magdaの献身的なオーガナイズの下、今回のヨーロッパの旅は本格的に始まった。
同行してくださったのは、昨年12月末に日本を出国し、世界を行脚して平和のご祈念を続けられている日本山妙法寺池田寛信上人さま。そして、北山耕平さんがかつて開いてくださった「時の輪」と「ホピの予言」が取り持ってくれた古代フラダンサーの肥田亜裕美さん。
お二人のお人柄にも、私は感動しっぱなし!!

今回の旅の三種の神器
今回の旅の三種の神器

ポーランドの光と影、深いという言葉では言い表せない人間愛、全てを包み込んできた大地に触れたポーランド七日間の旅でした。

ジンクイエ!!
ありがとうございました。