初めてのパリ

昨日までの濃密なヨーロッパの旅2018 前半を終え、ラフな後半の旅2週間の始まりは、また独り。

朝、出発5分前に列車に飛び乗り、Barcelona Sants 駅を発ち、Paris Gare de Lyon駅に着いた。Paris Est でFrankfurt行きに乗り換えなのだが、何の予備知識も下調べもなく、マドモアゼルの親切に浴しながら、なんとか切符も買い、地下鉄に乗る。

乗り換えのBastille 駅構内で、今にもクラッシック演奏が始まろうとしていたが、先が急がれる。で、いったん通り過ぎたが、聴き慣れたメロディが流れると、つい、引き戻ってしまった。

慣れないフランス語、初めての世界のパリ、様々な人種の人々が行き交う地下構内にクラッシックの音色。これなら私も知っている。懐かしいものに出会ったような気持ち。

音楽はいいなあ、人々を繋げてくれる、そう思ったら涙が出た。

そっと合掌し礼拝したら、バイオリンの紳士が演奏しながら、微笑みかけてくれた。私も親指を立て、笑顔を返した。

でも、そんなことをしたから、やっとお目当てのインターナショナルホームにたどり着いたら、予定の列車がすーっと出て行ってしまったのだった。

あー、またやったか。
ま、いいっか。