宮田雪 七回忌に寄せて『ホピ物語』朗読会

『生命の始まりから浄化の日まで ~ホピ物語~』 朗読会

『生命の始まりから浄化の日まで ~ホピ物語~』

宮田雪 七回忌に寄せて
『生命の始まりから浄化の日まで ~ホピ物語~』 朗読会
 朗読:Wakakoさん


日時:2017年2月11日(土) 11:00~16:30
場所:高崎白衣観音・一路堂カフェ

11:00 受付
11:20~ご挨拶、お食事
12:50~16:00 全編朗読
16:30 おひらき

※以下、朗読会に参加した写真家 矢郷桃さんのレポート&写真です。(写真撮影:矢郷 桃)


 高崎観音山・一路堂カフェにて、映画『ホピの予言』の監督 宮田雪さんの七回忌に合わせ催された、魂の語り部 Wakakoさんによる『生命の始まりから浄化の日まで~ホピ物語~』朗読会。

 

高崎観音 慈眼院
http://takasakikannon.or.jp/

七回忌法要 朗読会(写真撮影:矢郷 桃)

 この日、久しぶりに日の昇る前に起き、東京から向かった高崎の観音山。高崎駅からバスに乗り、山の麓で降りて、ゆっくり山道を登って向かった。

高崎駅からカフェへ向かう(写真撮影:矢郷 桃)

 寒さは残るけど、立春を迎え、本格的な春へと準備が進む景色を感じながら歩く。小さな蕾を付けた木蓮、枝先に芽吹きの準備をしているだろう木々、透き通った蒼い空と春を感じる陽光の中、見えてきた観音さま。私たちを見下ろし、全てを癒すかのようにその姿があった。

 宮田さんへの慰霊にご挨拶、一路堂カフェの野菜中心の美味しいご飯を頂いて、Wakakoさんの朗読を聞く。3時間に及ぶ朗読中、めいめいに身体を楽にして聴かせて頂く。

 100歳を超えて長生きをしたホピの太陽族の長老であったダン・カチョンバの残したホピの人々に伝わる教えとこうなるまでの話しとそしてこれから起こることの話。

朗読をするWakakoさん(写真撮影:矢郷 桃)
朗読会 (写真撮影:矢郷 桃)

 私は横になり、Wakakoさんの朗読が身体に通っていくのを感じながら、ダン・カチョンバが太陽一族というのを聴き、ここに来るまでに浴びた暖かい太陽と大地と私たちを慈悲深く見下ろす観音さまを感じていた。

高崎観音(写真撮影:矢郷 桃)

 宮田雪さんが亡くなった2011年2月14日は、震災の少し前で、今よりもまだ平和な気分のころだった。この日雪が降り、都内でも積雪し、降る雪の夜、宮田さんの亡くなった知らせを聞いたのを思いだす。

 この日は、朗読の後、映画『ホピの予言』DVDブック制作のお知らせもさせて頂いた。私はこの企画のお手伝いをさせて頂いている。

『ホピの予言』DVDブック(写真撮影:矢郷 桃)

 夜は救現堂に移動し、満月の下、夜遅くまでお話しさせて頂いた。

 震災前、『ホピの予言』という映画があるよと北山耕平さんに教えて頂き、気になって神戸で開かれたイベントに向かい、そこで玲子さん、敦子さんにもはじめてお会いした。あの時も朝、はじめて神戸に着いて、とりあえず六甲山に登り、山を下りてイベントに参加して、北山さんに「元気だなぁ」と言われた。その時のことも思い出した。

福寿草 (写真撮影:矢郷 桃)

 観音さまの元、春を迎えた陽光が慈悲なる光のようで、包まれた一日、
この一年、心ある道にあれますように。

 ご一緒させて頂いたみなさん、本当にありがとうございました。

 

写真&レポート:矢郷 桃

(写真家&DVDブック編集チームメンバー