福島第一原発から17kmの南相馬小高地区は、今も「避難指示解除準備区域」として居住が許されていない。
樹齢1200年の銀杏が立つ古刹・小高山同慶寺の若き住職・田中徳雲師は、被曝を覚悟しながら、3.11以後も人々の心の拠り所としてお寺を守り、 故郷の再生を祈って奔走している。
デニス・バンクス氏は、そんなお寺と人々を訪ね、こころとこころをつなぐ輪(サークル)をもった。
そして、現代文明に暮らしの礎を奪われながらも、 母なる大地を信じ続けてきた先住民の視点で、私たちに語りかけるのだった。
東日本大震災から1年8か月後、アメリカインディアンのデニス・バンクス氏による福島訪問。そこで語られた未来に残すメッセージ。
特典映像
2013年4月20日同慶寺「春風のまつり」における
田中徳雲師からのメッセージ
2013年初冬、アメリカインディアン運動のデニス・バンクス氏が、南会津・こめらの森〜南相馬・同慶寺〜山口県・祝島を訪問。
そこには、郷土の自然と歴史に培われた文化と暮らしがあり、放射能被ばくや原発建設計画に向き合い、祈り、行動する人々の姿があった。長年、母なる大地といのちへの差別と暴力に対して闘い続けてきたデニス氏は、深い敬意と祈りを捧げるのだった。
「地球はお母さん、すべてのいのちは結ばれている。
決してあきらめず、祈り、行動しよう。」
3.11以後の世界で、いかに生き、次代にいのちをつなげていくかを、真っ直ぐな眼差しで見つめ、前へ進んでいく若い世代たち。厚い氷を突き破るかのように、若い芽が立ち上がっている。
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