ホピ、ネイティブの言葉

 今、人類の道は、その終わりにさしかかっている。
 たくさんの人たちが、グレイト・スピリットの真実の存在を認めようとしない。そればかりか、あるゆる生命というものをお与え下さっているグレイトスピリットと、神聖な母なる大地を見下している。


 誰かが月に昇り、そこから何かを持ち帰るだろうことは、わしらには昔から語り継がれてきたし、その後に自然界がバランスを失うしるしが現れるだろうことも、知らされていた。


 今、わしらはその時がきたことを、はっきり目のあたりにしているのだ。
 洪水や旱魃、地震、暴風となって世界中で頻繁に起こっている苦しみは、その自然界がバランスを失ったしるしなのだよ。


 わしらは、ホピのくにに、このようなことが起こらないことを願い、グレイト・スピリットに祈り続けているが、今やホピのくにさえも、そうした災害が起こるしるしが現れてきた。
 わしらは、今こそすべての者が兄弟姉妹であることを思い出さねばならない。


 ここホテヴィラ村の、わしら自身の一族の中傷や分裂から、全世界で毎日のように行われている自然に対する泥棒的な行為、戦争や虚言にいたるまで、今やわしら自身を分裂させている余裕などないのだよ。
 こうした分裂は、決して救いの道じゃない。グレイトスピリットと、他人への心からの思いやりと愛にによって、互いを結びつけるより他に、もうすぐそこまで迫っている恐ろしい「浄化の日」から、救われる方法はないのだよ。


 もし、あなたたちの試みがほんとうに成功するならば、人類はみな、今までの誤りに気づき、みな兄弟姉妹として調和の中に生き、わしらの母、大地を、他のすべての生き物と分かち合う真実の道に戻るだろう。新しい世界に入ることもできるだろう。グレイト・スピリットによって導かれ、母なる大地が豊かさと幸福をわしらすべてに与えて下さる世界へ。


 神が、あなた方ひとりひとりを祝福するように、グレイトスピリットが、あなたたちの帰路の安全を見守り、わしらの前に横たわるこの偉大な仕事のために重要な、何らかの仕事を与えられますように。

デヴィット・マニャンギ

 

1976年9月6日 ホテヴィラ村創立記念日に